Youtube動画というと、「ユーチューバー」が作る面白い動画が多いイメージがありますが、現在ではビジネスでも活用されています。 会社概要や商品・サービスの説明動画、プロモーション動画など多くの種類の情報発信ツールとして欠かせない存在となりました。 しかし、YouTube動画には動画再生の終わりに「関連動画」があり、ユーザーがそちらに流れてしまう可能性があります。 そのため、自社のWebサイトにYouTube動画を載せたくても載せられない企業もあるでしょう。
現在、YouTubeに表示される関連動画がどのように選定されているかは明らかになっていません。 コンセプトや内容(タイトル)が似ていたり、チャンネルごとの視聴者の年齢や性別層が近かったりする場合に、関連動画として表示されることが多いようです。
今回は、そんなYouTube動画のリンクに「関連動画」を表示させない方法について紹介します。
企業のYouTube動画を使ったプロモーションは効果的
近年、YouTube動画をはじめとした動画サイトの普及が進み、ビジネスに利用する企業が増えてきています。 動画であれば、一度にたくさんの情報をコンパクトにわかりやすく紹介できるため、言葉や画像だけでは伝えきれない内容が伝えやすいメリットがあります。
実際に2017年時点で、難関キーワードで上位表示しているサイトの多くがYouTubeからトラフィック(アクセス数)を獲得しているそうです。
ユーザーの流入率が上がってきているため、YouTube動画を使ったプロモーションは効果的な方法といえます。
YouTube動画の関連動画の非表示はできない
YouTubeでは動画が再生された後に、関連する動画が表示されます。
画像のように、動画の内容と関係ない動画が関連動画として表示されてしまうこともあります。
引用:新宿区広報番組「こんにちは新宿区長です!」第32回:新宿区(https://www.city.shinjuku.lg.jp/video/video0144_00001.html)
以前は関連動画の非表示ができたのですが、2018年10月以降はできない仕様になりました。 そのため、YouTube動画を使って自社のアピールをしたいと考える企業が増える中、関連動画の表示がされてしまうため自社のWebサイトには動画を載せることはできないと判断している方もいるのではないでしょうか。
「他社の関連動画が表示されなければYouTube動画を使用したいのに」
「せっかく閲覧に来てくれたユーザーが、関連動画に流れて行ってしまうことを避けたい」
こんな風に考えている人も多いかもしれません。特に自治体や堅実な企業など、企業イメージの関係で他の企業の動画表示は良くないと判断している場合もあるでしょう。 では、どうしたらYouTube動画の関連動画がされないようにできるのでしょうか。
WebサイトのYouTube動画に関連動画を表示させない方法
YouTube動画をループ(リピート)再生させる
1つ目は、YouTube動画をループ(リピート)再生させる方法です。 YouTube動画のURLの末尾に「ループパラメーターをつける」ことでリピート再生させることができます。
YouTube動画の関連動画は、なにも設定をされていない状態ですと動画の再生が終わったと同時に表示されます。 しかし、上記のようにリンクにパラメーターを記載することで、動画の再生が終わると自動的に同じ動画がリピート再生し関連動画が表示されなくなります。
自社の動画だけを関連動画として表示させる
2つ目は、YouTube動画の関連動画を自社の動画だけ表示する方法です。 YouTube動画のURLの末尾に「?rel=0をつける」ことで、関連動画は再生している動画と同じチャンネルの動画から取得されます。
再生させる動画が自社のものであれば、マイチャンネルに登録した動画だけが関連動画として表示されるため、他社の動画に流れてしまう心配がありません。 また、必然的に自社の別の紹介動画へ流動させることができるため、回遊率も上がるでしょう。
自社WebサイトでYouTube動画を活用しよう
動画は、文字や写真、イラストだけでは伝えきれない情報を短時間で印象深く伝えることができる有効な手段です。 他社の関連動画の表示で、今まで自社のWebサイトでYouTube動画を載せることをあきらめていたなら、ぜひ上記の方法を参考に導入してみてください。
自社WebサイトにYouTube動画を設置するメリット
自社Webサーバーに動画をたくさん設置すると、サーバーの容量や転送量も含めて、相応のスペック必要になり高額なプランになりがちです。
また、動画プレイヤーの作成や設定も必要になり作業の工数もかかります。
オリジナルデザインの動画プレイヤーを設置して、Youtubeに依存しない自社配信動画を設置したいなど、こだわりがある場合は問題ないですが、 そうでない場合はコストや設置までの納期を考えると、Youteubeを活用することをお勧め致します。