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表記ゆれのデメリットとキーワードの決め方

表記ゆれ キーワードの決め方

Webサイトやブログなどを作成するときに、まずキーワードを決めて作成している方も多いのではないでしょうか。

魅力的なコンテンツにするには、キーワードにおいてもSEOを意識したり、表記ゆれを統一したりする必要があります。

表記ゆれのように、1つの文章の中に同じ意味の複数の言葉が表記されていることは、読みにくさにつながります。

Webサイトを作成するに当たり、文章の読みやすさと内容を理解しやすいかどうかはとても大切です。

ここでは表記ゆれについてと、表記ゆれキーワードをどのように検討していくか解説します。


表記ゆれとは

1つの読み物の中に、同じ意味の異なる複数の表記が存在することを「表記ゆれ」と言います。

日本語は同じ意味合いを持つ複数の言葉が存在する場合があるため、文章内で「表記ゆれ」があると読みにくくなります。


例)
  • 固有名詞の通称・略称・カタカタ表記
    「Google」「グーグル」、「amazon」「アマゾン」など
  • 漢字
    「犬」「いぬ」「イヌ」
  • 送り仮名
    「引っ越し」「引越し」「引越」

文章内の表記ゆれをなくすことで、ユーザーの負担が減り、より読みやすい文章となります。

キーワードが決まっている場合は、wordの「表記ゆれチェック」などを使用して、文章全体に表記ゆれがないかを確認するだけで問題ありません。

しかし、同じ意味の異なる表記が存在する場合、どの表記をキーワードとして使用したらよいか検討する必要があります。


表記ゆれとSEO


最近は、検索エンジンが賢くなってきているため、似たような表記のものは同じ意味のキーワードとして扱ってくれることが多くなりました。

しかし、表記ゆれによって検索結果が異なる場合があります。

同じ意味の言葉でも、ユーザーが検索するキーワードと違うものを使ってしまえば、Googleの検索結果に該当しなくなります。

実際に似たような表記の検索結果がほとんど変わらない場合もありますが、それは検索エンジンによって同じキーワードと判断されているからです。


表記ゆれのデメリット


読みにくくなる

同じ意味の異なる表記が文章中に複数あることで、ユーザーは表記の違いで何を表現しているのかと考えながら読むことになります。

これは、ユーザーにとっては大きな負担です。

読みづらさから内容が伝わりにくくなり、離脱につながる可能性もあります。


SEOに影響が出る可能性有り(検索結果に影響が出る可能性)

表記ゆれがあることで、キーワード検索したときの結果が違ってくる場合があります。

ターゲットとなるユーザーが検索する確率の高いキーワードを採用する必要があります。


キーワードの決め方

同じ意味で異なる表記が複数ある場合、いくつか検討する方法があります。


想起語・など、他の言い回しがないか検討する

想起語とは、そのキーワードから連想される言葉のことです。

日本語は同じ意味を持っていても、同意語や同義語、類語がたくさんあります。


weblio(約410万語の類語や同義語・関連語とシソーラス)

https://thesaurus.weblio.jp/


上記のようなサイトを利用して、キーワードに似たような言い回しがないかを検討します。

その中から、ユーザーが使いやすい(使っているであろう)ワードを上げていくことでより検索されやすいコンテンツを作成していくことが大切です。


Googleトレンドなどでキーワードを調べる


Googleトレンド 検索ページ

Googleトレンド

https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP


Googleトレンドとは、Googleの持つ膨大なデータをもとにした、キーワードの検索回数の推移を確認できるツールです。

1つのキーワードだけでも人気度の動向を確認することができますが、比較することもできるため、キーワードに悩んでいる場合に便利です。


例)「Webサイト」と「ウェブサイト」

 

Googleトレンド キーワード比較


図のように過去1時間~何か月分、年間まで比較できるため、季節的なトレンドや検索されやすいピークを調べることができます。

この場合は「Webサイト」のほうが全体的に数値が高いのがわかります。

したがって、「Webサイト」のほうがユーザーの需要がより高く、検索される可能性が高いということになります。

Googleトレンドを使って候補のキーワードを検索し、より検索されている数が多いものが、需要があると判断できます。


Google AdWord(アドワーズ)のキーワードプランナーで競合性を調べる


Googleアドワーズ TOPページ

Google AdWord

https://adwords.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/


キーワードプランナーとは、そのキーワードがどれだけ検索されているかを調べることができるツールです。

使用するには、Google アドワーズのアカウントが必要です。

Google アドワーズは有料の広告掲載のツールですが、アカウントを作成して広告は掲載しないことも可能です。(広告を掲載しなければ無料で使用できます)

キーワードの「検索ボリューム」「競合性」、「関連性の高いワード」などを調べることができるため、SEO対策に役立ちます。


例)「Webサイト」


Googleアドワーズ キーワードプランナー 


「検索ボリューム」は、期間内にどれくらい検索されるかを表示しています。

「競合性」とは、そのキーワードでリスティング広告を出稿しているサイトがどのくらいあるかという指標です。
競合性が高いキーワードは、ターゲットなるユーザーが利用する頻度が高いと考えられます。
さらに、大手などがSEO対策をしっかりして作成されている可能性が高いです。

つまり、検索はされやすいですがライバルも多いことになります。

「キーワード」は、検索したキーワードと関連性の高いキーワードを表示してくれます。
その中に、自分が考えていたキーワード以外にもっと良いものがあるかもしれません。

そんな時に、キーワードプランナーを使用して、コンテンツとユーザー(ターゲット)に合わせたキーワードを選択することで、競合性が高くより適した検索されやすい内容にすることができます。

需要と競合性をふまえて、最適なキーワ-ドを決定して表記揺れを統一することが大切です。


キーワードを決めるポイント


ユーザー(ターゲット)が使うワード合わせる

キーワードを選ぶ際、検索されやすいものを選ぶのは基本です。

しかし、そのコンテンツのターゲットが使うワードであることも重要です。

「Webサイト」と「ホームページ」

たとえば現在、「Webサイト」と「ホームページ」は同じ意味合いとして使われています。

しかし正式には、「ホームページ」と「Webサイト」は別の意味合いを持っています。

  • 「ホームページ」=最初に表示されるページ(1ページだけの呼び方)
  • 「Webサイト」=サイト全体(複数ページを合わせた呼び方)

しかし現在は、サイト全体のことを「ホームページ」と呼んでいる人が多くなっています。

そのため、Webサイトをキーワードとした場合、一般的なユーザーは「ホームページ」と検索することが多いですが、web系の仕事をしている人は「Webサイト」と検索することが多くなります。

この場合、Web系・専門性の高い内容は、Webリテラシー高めの内容は「Webサイト(ウェブサイト)」、そうでない場合は、「ホームページ」などの使い分けが必要です。

逆に、ターゲットがweb系の仕事をしている人なのに、キーワードを「ホームページ」としてしまうとターゲットに合っていない内容になってしまう可能性が出てきます。


表記ゆれによる検索結果の差を調べる

検討しているキーワードで実際に検索した際、上位に表示されているサイトと自分のサイトの想定している内容に合致しているかを確認します。

あまりにもかけ離れていたら、そのキーワードは適していないため、検討しなおしたほうが良いでしょう。


表記ゆれ対策はユーザーへの最低限の配慮

ユーザーが検索するキーワードは一つではありません。

そのため、ユーザーが検索するであろうキーワードの中から、できるだけ多くの検索にかかるように検討することが望まれます。

また、表記ゆれ対策は読みやすいようにするため、ユーザーへの最低限の配慮であり、多くのターゲットに検索されるかが重要なWebサイトとしては、基本となります。

上記にあげたように、表記ゆれのキーワードを検討すると同時に「想起語」で他の言い回しなども無いかを考慮してじっくり考えてコンテンツ文章作成することが大切です。



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